※こちらはTRPG会でのセッション関連の戯言になります。


可愛い姉妹達。
もうみんな目は覚めたかな?
おや、まだねぼすけが居そうだね。
しょうがない、起きるまでに昔話でもしようかね?

◼︎前回の記憶のかけらより◼︎

「いや、うそ、嘘よこんなの…」

大きな銃声、まるで怪物の咆哮のような……
胸騒ぎが止まらない。こんな絶望にも近い胸の痛みを今まで感じたことがあっただろうか。
そんな、まさか……
ぐちゃぐちゃになった思考に反して、身体は既に音のほうに駆け出していた

銃声が響いてすぐ、十数秒ほどだろうか
彼女はそこにたどり着いた。
たどり着いてしまった。
見て、しまった。

血。真っ赤な真っ赤な血

見知った顔と、大切な大切なあの人……だったモノ

焦点が定まらない。
何で?なんで?ナンデ?

「…ちがうの!
こうすれば、こうすればずっといっしょにいれるって、
これでみんな幸せになれるって、これで 【----】おねえちゃんと離れなくていいの
みんな、みんな幸せに、向こうで会えるって
まっかなおはな、きれい。みて。みんなおやすみするの
ぁぁぁぁああああアアァ!!

全身を紅い血で染めた 【----】は、糸が切れたように泣き崩れた。

動けない。まるで磔にされたよう。
霞がかかったように、意識が、遠くなってきて…

「た、大変だ!は、はやく医者……
「馬鹿野郎!もうだめだ!子供達を近づけるな!
他の子達に見せないようにするんだ!

騒ぎを聞きつけた大人達が慌てている。

みんな、何であわててるんだろう。

あれ、僕、どうしてここにきたんだっけ。

おと、大きな音をきいて、

そしたら【----】ちゃんがいて。

大好きな【----】がうごかなくて。まっかで。


……ブツリ。



今夜語らうのはこんな悲しい悲しいおはなし。
さあ、前を向いて。歩き出そう。

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